発明や開発もしてるし、ラジオもやってるし、ロゴもデザインしてるし……例えば、『ノイタミナ(※3)』のロゴをつくったのも僕。挙げたらきりがない。だから「通りすがりの天才」って名乗ってる。そもそも僕は「なにしてる人かわからない人」になりたかったから。そういう意味ではなれていると思います。
因みに「通りすがりの天才」にもドップラー効果があって。救急車は、「ピーポーピーポーピーポー……」ってだんだん音が小さくなるでしょ? はじめて会ったときは「なんだか抜けのいい明るい人だったな」くらいの印象で終わるんだけど、翌々日くらいに、「あっ、あの人本当に天才だったんじゃないか」って気づく感じ。
最初に話した「痛いの痛いのポンデケージョ」、全然面白くないって思ったでしょ? でも、後々パン屋に行ってポンデケージョを見たとき思い出すわけですよ。ポンデケージョの丸さがおもしろく見えてくる。「なんでこんなにモチモチなの?」って。