私は肩書きにはこだわりがないし、ちやほやされたいからやってるわけではないんですよ。演じたり、撮られたりするのはもちろん、裏方にだって興味がある。 ただ、やるからには何でもいいわけじゃなくて、クリエイティブであることにはこだわりをもっています。大切なのは、1つの仕事、1つの作品に対して、丁寧に、責任を持って向き合い、仲間とともにつくること。 根本にあるのは「楽しもう!」っていう気持ちなんですよね。
私が楽しめなかったら、周りの人は楽しめないような気がして。逆に周りの人が嫌な気持ちだったら、私だけ楽しんでてもおかしいじゃないですか。だから、「みんなで楽しむにはどうしたらいいんだろう?」みたいな気持ちは常にあって。
お芝居でも、映画でも、雑誌でも、広告でも……私が関わる仕事は「みんなでつくるもの」だと思っているので。みんなで何かをつくっていくときの「愛」みたいなものが感じられていられたらいいんです。関わる人たちの「いいものをつくりたい!」という感情や熱量みたいなものがすごく好きで、そこに自分が参加できることの喜びみたいなものがあります。