01_BRAND STORY

BRAASI INDUSTRY(ブラァシィインダストリー)が
誕生したのはチェコの首都・プラハ。
日本ではあまり馴染みのない地名かも知れないが、
ここは中央ヨーロッパ最古の都市であり、
街全体が世界遺産に指定されている建築と文化の都だ。

そんなプラハを拠点に、インテリアから都市計画まで、
幅広いデザインワークを手がける2人の若き建築家がいた。
それがBRAASI INDUSTRYの生みの親、SimonとEliskaだ。

2人は学生時代からの自転車好き。
どこへ行くにも自転車は欠かせない存在となっていた。
ところが、2人にはある「悩み」があった。
それは、自分たちが「本当にほしい」と思える
カバンに出会えなかったこと。
自転車を愛する者であればきっとわかるだろう。
軽快に荷物を運べるカバンが、
自転車生活に必要不可欠なものであることを。
だから2人は、自分たちが「本当にほしい」と
思えるバックパックをつくろうと考えたのだ。

BRAASI INDUSTRYのプロダクト第一号が完成したのは2013年。
しかし、想い描いたイメージと現実の仕上がりは全く異なり、
2人は「ものづくりの難しさを痛感した」と当時を振り返る。

その後、試行錯誤を重ねる中でプロダクトは完成度を高めていき、
趣味の範囲を大きく超えたクオリティが認められ、
ついには1つのブランドとして産声を上げることになる。

現在では世界16か国へと拡がり、自転車好きはもちろんのこと、
アウトドアファンやビジネスマンに至るまで、
さまざまなライフスタイルとファッションを愛する、
多様なユーザーたちに愛される存在となっている。

02_PHILOSOPHY

「バックパックはひとつの建築だ」

建築家としても手腕を振るうSimonとEliskaは、
バックパックを「ひとつの建築物」としてとらえているという。
なぜなら、バックパックとそれを使う人は、
公共の空間の一部となるからだ。

ストリートで、アウトドアフィールドで、ビジネスシーンで……
さまざまな空間に調和し、かつ、個性や存在感を持ち続けること。
2人の考えるバックパックは、
名だたる建築家たちがつくり上げてきた、
名作家具やインテリアにも通じるデザインマインドが流れている。

「私たちはMADE IN PRAGUEを貫く」

BRAASI INDUSTRYは創業以来、
デザインから生産までを一貫してプラハで行っている。
素材の裁断、縫製もすべてが
ハンドメイドであることも大きな特徴だろう。

それは、デザイナーであるSimonとEliskaが、
プラハの職人たちのクラフトマンシップを
心から信頼しているからに他ならない。

「シーンや目的を選ばない自由さが必要だ」

多くのブランドが、アウトドア、カジュアル、ビジネスなど、
特定のシーンや目的に合わせた商品展開をしているのに対し、
BRAASI INDUSTRYはブランドの中に特定のカテゴリを設けていない。
もちろん「◎◎用」といった用途も限定することはない。

それはSimonとEliskaが、使う人の感性と発想……
つまりは「自由さ」を大事にしているからだ。
だからこそ、デニム、アウトドアウエア、ライダースジャケット、
ビジネススーツ、ワンピースやスカートまで……
スタイルを選ぶことなく、自由なコーディネートを楽しみながら、
必要なものを軽快に、美しく運ぶことができる。

あなたなら、どんなファッションで、
BRAASI INDUSTRYを楽しむだろうか。